大人の読書コーナーの第二回。
なんと育児本であります。
「大人の男性が育児本だと?」なんていわれてしまいそうですね。
正直に言って妻が図書館で借りて来た物をたまたま読んだだけなのですが、面白かったんです。
これは紹介しなければと今回記事にしてみました。
どんな本?
パメラドラッカーマンさんという方の書いた本で、発行は 2014年4月30日 。
著者のパメラ・ドラッカーマンさんはアメリカの方なのですが、都合でパリで子育てをしたらしいのです。
その時に感じたフランス独特の育児の仕方や考え方について書いた本です。
この本は体験や経験をメインに書いてあり、それを子育て術としてまとめたバージョンが「フランス人は子どもにふりまわされない 心穏やかに子育てするための100の秘密」という別の本で出版されております。
大人の男性が読んでも面白いのか
正直かなり面白かったです。(だからお勧めしてるんですけどね)
これから育児をする、又は今現在小さな子供と格闘中という大人の男性は是非読むべきだとおもいます。
格闘中は読書をする余裕も無いかもしれませんが。
私は日本が大好きで、やたらと欧米他国を称賛する人に疑問を感じるタイプの人間なのですが、この本はフランス流の子育てをやたらと褒めちぎっているわけでもなく、冷静に良い所を紹介している感じなので大変好感が持てました。
子供が生まれたら子供中心、育児中心の生活になるのが当然という風潮に疲れてしまった人には特に救いになるのではないでしょうか。
著者はアメリカとのギャップで驚いて書いているのですが、日本の子育てとも大きなギャップがあり、とても面白いです。
そして私がこの本を面白いと感じた大きなポイントがフランス流の育児が、フランスの食文化に大きく関係している様な分析が多い所です。
このブログでも男の料理というカテゴリーを設ける、料理も食べる事も大好きな私サバ彦。
この本のフランスの育児と食文化についての情報はとっても面白かったです。
なんとフランスの子供、5歳そこそこでチーズの種類を食べて区別できるらしいですよ。
フランスの給食の凄さについてはネット等でも有名ですし、「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」という映画でもその素晴らしさに触れられていて、私もフランスの食育には大変興味が有りました。
この本にもフランスの食を通じた育児に関する話が多々登場して興味深いです。
そんなにフランスの食文化が好きなら他の本を読めと言われそうですが、こういう他のカテゴリーの本から触れられた食の話って、とっても面白いんですよね。
そんな訳で、育児はもう一段落しちゃったよと言う大人の男性でも、食文化に興味が有る方ならかなり楽しめると思います。
本としてのボリュームも大したことはないですし、サラサラっと読みやすいので気軽に読めると思います。
まとめ
今この記事を書いていて思ったのですが、私の場合はフランス流の育児というよりも、フランスの食文化情報の1つとして面白かったのかもしれません。
日本も食文化的には世界的に見ても強力な大国の1つだと私は思うのです。
魚の締め方から始まり、食材を美味しく頂く為に執念を燃やす我々日本人。
アニサキス等の寄生虫も恐れずにお刺身が大好きな我々日本人。
美食民族としてライバル視しているフランスの食文化情報は、面白いに決まっています。(本当は育児の本なんですけどね)
食というのはライフスタイルや人格形成にも大きく影響するんだろうなと改めて思わせられた面白い本でした。
話しが広がり過ぎましたが、気が向いたら是非読んでみてくださいね。
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