絞り、シャッタースピード、ISO感度を意識して撮影するようになると、かなりイメージに近い写真が撮れるようになってきます。
もう一歩行きましょう。
露出補正です。
設定はメーカーによって違いますが、絞り優先オートで撮影すると、カメラがお勧めの明るさに勝手に調整してきますね。
これが無難なところで良いのですが、「もっと薄暗くカッコ良く撮りたいのに」とか、「もっと明るく爽やかに撮りたかった」等思う事は多々有ると思います。
レタッチで仕上げるのももちろん良いのですが、撮影できっちり仕上げたいという方、撮って終わりというスーパーハードな素人の方、レタッチしやすいように撮影したいという方も、露出補正を使うのは大変お勧めです。
露出補正とは何か
簡単に言うと、明るめに撮りたい、暗めに撮りたい等を、オートで撮影してくれているカメラに注文する感じですね。
1回撮ったら確認して、もっと暗めとか,もっと明るめという感じに調整して撮り直すのが簡単にイメージ通りに撮れて良いと思います。
すべてカメラにお任せで、お勧めの明るさの写真ばかりではつまらないですからね。
露出補正の例
どうでも良い写真で申し訳無いのですが、子供のオモチャをモデルにしました。
レタッチ等一切無しで、サイズを変えただけです。
ニコンD800にシグマ35mmf1.4、スピードライトを付けてf6.3で撮りました。
露出補正無しだと上の様な感じですね。
まぁ・・・この写真に感想を述べるのもアレですが(笑)
内容の無い写真だけに露出補正の感じが伝われば良いなと思います。
暗めに補正していってみましょう。
コメントのしようがありませんね(笑)
暗くなっただけって感じになっちゃいました。
被写体が違えばまた違ってくるのですが、露出補正をマイナスにすると、木や金属の質感をカッコよく表現出来たりしますね。
今度は明るくしていきましょう。
露出補正無しの写真と比べて随分と明るくなりました。
写真に正解は無いですし、好みで良いのですが、露出補正でかなり印象を変えられます。
一度±0で撮影し、好みに露出補正を調整して撮り直すのがやはり良いでしょうね。
露出補正を調整して撮影した後は、±0に戻す癖をつけておくと次のシャッターチャンスで失敗する事も無いので、必ず戻しておきましょう。
逆光と露出補正
逆光といえば我々素人カメラマンの大好物。
カッコ良く撮れるチャンスです。
しかしせっかく撮ったのに逆光の前の被写体が真っ暗ってのはよくある事故ですね。
こんな時は露出補正の出番です。
こんな感じにパンダの後ろにライトを置いてみます。
これはスピードライトを使って説明の為に撮りました。
スピードライト無しではこうなります。
なかなかクールですなパンダさん。
でも暗すぎてよくわからない気もします。
試しに露出補正でもう少し暗くしてみましょう。
ほぼシルエットだけしかわからなくなりました。
こういうのが良いシーンや被写体も有るでしょう。
では明るくするとどうなるか。
だんだんライトの前にいるパンダさんが良くわかる様になってきました。
もっと極端な露出補正も出来ますが、まあこれくらいで。
露出補正を使えば、せっかくの逆光チャンスに真っ黒写真で残念って事も少なくなると思われます。
まとめ
絞り優先オート等での撮影で、露出補正を使う事により、明るめや暗めに、簡単に調整する事が出来ます。
例では逆光の場合を上げましたが、普段何気なく撮っている写真も、露出補正でイメージ通りに撮れるようになるかもしれません。
一度撮影したら、露出補正を使ってプラスやマイナスで何回か撮ってコツをつかんでみてください。
すべてカメラにおまかせよりも楽しいですし、写真もグッと良くなると思います。
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