「バイクは危ない」は本当か？

我々大人男子バイクマンを悩ませる「バイクは危ない」という、まるで常識の様になっている言葉。

「バイク買おうかな」「バイク通勤すれば節約になるからやってみようかな」そんな事を言おうものならまず嫁に言われるのではないでしょうか？

「危ないからダメ」と。

何故にバイクに乗ったことが無い、又はちょっと乗っただけの人は皆そう言うのでしょうか。

事故を起こした時、事故に巻き込まれた時に体へのダメージは大きい事は間違いありません。

剝き出しですからね。

しかし事故を起こす確率はどうなのでしょうか。

年間走行距離1万㎞以上のバイク通勤を11年程続けた私が思う「本当にバイクは危ないのか？」について考察したいと思います。

聞く耳を持ってくれない嫁の説得材料になれば幸いです。

まぁ反対している人は心配してくれているんですけどね。

バイクが危なくないと思う所

最初に乗用車の運転と比較してバイクの方が危なくないと思う所を書いていきます。

徒歩等と比べても無意味ですからね。

1番大きいのは「ながら運転をしない」「運転中にスマートフォンを見ない」というところだと思います。

交通事故の原因は

• １位：安全不確認
• ２位：脇見運転

で、ながら運転は脇見運転に含まれるのですが、事故を起こしたときに正直に「スマホ見てました」と言う人も少ないでしょうから、1位の安全不確認の中にもかなりの数いるのではないかと個人的には思っています。

そんな事故原因になりやすい「ながら運転」がほぼ不可能なバイクは乗用車の運転と比較して「危なくない」と言えるのではないでしょうか。

そしてもう1つ大きいバイクの特徴が「居眠り運転が起きにくい」という事だと思います。

「眠くなりにくい」というか「眠気も吹き飛ぶ」感じがありますよね。

冬の運転を比べますと、乗用車の場合は暖房の効いた暖かい車内に座っていると眠くなりやすいですよね。

バイクの場合これがありません。

防寒グッズの進化で冬のバイクも楽にはなりましたがやはり眠気が吹き飛ぶ感じがあります。

氷点下でのバイク通勤なんてもう「身が引き締まる」感じです。

起きて前を見ているというのが事故を起こさない最低条件ですので、この事故を起こさない状態を維持するのが当たり前のように出来るのがバイクだと思います。

上記の2点以外にも「そもそも的が小さい」等、乗用車の運転と比較して事故を起こしにくい点はまだありますが、大きいのは「ながら運転をしにくい」「眠くなりにくい」この２点だと思います。

バイクの危ないと思う所

次に危ないと思われる所です。

私サバ彦が思う１番危ないと思うのは「バイクは遅く見える」ところです。

教習所や安全運転の講習などで誰もが耳にしているとは思いますが、前方から来るバイクというのは四輪車と比べて遅く見えます。

なので「バイク直進、四輪車右折」という状況でバイクから見て「四輪車が強引に右折する」という状況が多くなります。

これは沢山バイクに乗る方は体感しているのではないでしょうか。

くれぐれも気を付けなければならないポイントだと思います。

その他は個人の性格にもよると思うのですが「煽られたからやり返す」ですとか「速い車がいたから張り合う」という様な気持ちになる人はかなり危ないと思います。

大人（おじさんおばさん）になってくると薄れてくる人が多いと思われますが、上記の様な思考をお持ちの方は「バイクは危ない」と私も思います。

焦りや苛立ちは事故に直結しやすいですから。

その他に危険と思われる点は「乗用車と比べて小さいので視認され難い」等になると思いますが、大きいのは上記の点かなと思います。

バイクと乗用車　事故が多いのは？

最後にまとめます。

色々調べてみたのですが、事故の起きる確率を調べて比較しようとしても見つかりませんね。

AIに質問してみたりしたところ二輪車が年間で人身事故を起こす確率は０．２２％～0.3％の間とみてよさそうです。

で、乗用車が１年間で人身事故を起こす確率は0.92％だそうです。

0.2％とか0.4％と書いてあるサイトもありますね。

この数字に関しては本当に参考程度にしてください。

私サバ彦がザックリ検索しただけですので決して鵜吞みにしないでくださいね。

この数字で見ますと、人身事故を起こす確率は自動車の方が高いと言えそうです。

事故が起きた時の致死率は・・・なんとバイクは四輪車の3倍だそうです。

この数字をどう見るべきか・・・

真実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。

ニーチェ先生の仰る通り、どう解釈するかは自分次第ですね。

結論としては

バイクは四輪車よりも事故を起こす確率は低いが起こしたら致死率は3倍

と言えるのではないでしょうか。

まぁ予想通りですね。

ここまで調べながら書いてきて、これが嫁を説得する材料になるのかどうか解らなくなってきましたね。

最も重要なのは自分自身の心掛けです。

心掛け次第で事故を減らす事はできますからね。

車に乗る時もバイクに乗る時も、安全運転で行きましょう！