ちょっと珍しいお魚を、普通に食べて味をレポートする、お魚レポートのコーナーです。
今回はメジナです。
メジナが珍しいのかどうかを考えると、スーパーのお魚売り場では珍しいのではかいでしょうか。
あんまり見かけませんよね。
しかしよく聞く、見かける気もする。
そうです。釣りの対象魚としては「グレ」なんて名前で良く登場する、とってもポピュラーなお魚です。
近所のスーパーで最近ちょくちょく見かけていて気になったので購入してみました。
激安の100gあたり58円。
約450gの個体ですので1尾260円ちょっとでした。
釣りをする人に「あのグレって魚は美味しいの?」と過去に質問した時に「大して美味しくないね」と返答され、今まで信じていましたが、実際に食べるのは初めてなのでとても楽しみです。
お魚基本情報
- 浅い岩礁域に生息する海水魚
- 日本海では海が荒れるとごっそり定置網に入る事がある
- 暖かい時期は磯臭くなる事がある
- 釣りの対象魚として大人気
- 流通量は少ないが安い
私の購入した個体は富山産と書いてあったので、おそらく定置網に入ったのでしょうね。
やはり釣りの対象魚というイメージが強いようです。
下処理
子供のリクエストで煮魚にして食べます。
容姿を見ると焼き魚が合いそうかななんて思ったのですが、子供のリクエストには応えていくタイプなので煮魚でいきます。
まずはウロコを剥いでいきます。
こいつはヤバいタイプですね。
硬くてパリッパリで剥ぎにくい。
飛び散りまくる嫌なウロコです。ボス(妻)に叱られないように注意が必要ですな。
たまにこういう魚を買ってくるとウロコ剥ぎ器が欲しくなりますね。
ちょっと調べたらこんなの良さそうですね。
庶民の味方、貝印のウロコ剥ぎ。ポチるか迷うところです。
ウロコを剥いだら内臓を取り出して、エラも取って血合いを洗い流します。
アニサキスは見かけませんでした。
お刺身では食べないので関係ないですが。
煮魚にする場合、このヒレを取っておくと良いです。
アルミホイルで落し蓋をしておくと、火が通った魚がこのヒレを使ってアルミホイルをどんどん押し上げてしまうのです。
まるで煮られるのを拒むかの様な最後の抵抗なのですが、このヒレを取っておけばその抵抗も防げます。
飾り包丁を入れたら準備完了です。
煮る
調味料の量は毎回テキトウなのですが、目安としては
- 水100ml
- 酒70ml
- みりん50ml
- 醤油50ml
- 砂糖小さじ1
という感じです。
魚の大きさや厚み等の形を考慮してある程度調整しますが、大体こんな感じです。
沸騰させたらメジナを投入し、アルミホイルで落し蓋をします。
ちょっと厚みがあるので煮る時間は多めに・・・
なんて思って他の事をしていたら焦げ付き寸前大ピンチ!
ササっとお湯を足してみたものの・・・
煮汁が真っ黒になってしまいました・・・。
油断しましたわ。
でも結構良い匂いだし、大丈夫そうです。
焦がし醤油風味の煮つけになりました。
食す
黒っぽい魚体に漆黒の煮汁が似合ってますね。
所詮男の料理ですから、ある程度成り行き任せで良いのです。
さて、メジナの焦がし醤油風味煮つけのお味はどうでしょうか・・・
ふっふっふ・・・
結構美味しいです。
焦がし醤油、これは有りですね。
コッテリ煮魚どころの話ではなく、ちょっと香ばしいです。
メジナ自体も美味しいですね。
大して美味しくないという釣り人は、もっと美味しい魚を釣って食べるからそう言うのでしょう。
オカズとしてはとても優秀です。
ちょっとパサパサ感はありますが、食感も味もなかなかのものです。
お勧め度 ★★★★☆
この値段でこの味なら次も見かけたら絶対買ってしまいますね。
かなりお勧めです。
煮魚を調理中はあまり他に集中力を要する作業はしないようにしましょうね。
今回はギリギリセーフでしたが、焦げ付かせたら大変ですからね。
たまの料理にマルチタスクは危険だと思い知ったのでした。
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