ストックフォトで画像等を販売している者にとって最も気になる事の1つに表示順位があるのではないかと思われます。
何しろ表示してもらわなくては売れませんからね。
自分の作品を探すべく、トップページから検索ワードを入れて探してみるなんて事は誰もがやってしまうコントリビューターエゴサーチとも呼べる行為ですよね。
私もストックフォトで画像を販売し始めてから7~8年位経過しており、常にウオッチングを続けて来ました。
そんなストックフォトウオッチャーでもあるサバ彦が研究結果を皆様に報告致します。
あくまでも私サバ彦のウオッチングによる考察であり、主観が多大に含まれている怪しげな情報である事を念頭に置いて読んで下さいね。
シャッターストックの表示順位
シャッターストックの表示順位の特徴は、何処の国からの検索でも同じように表示されていると思われる事です。
アドビストックやiStockは日本から日本語で検索した場合、日本向けの画像が表示されます。
人物を例に挙げると、「男性」「父親」「女性」「母親」「子供」「小学生」等々、シャッターストック以外のサイトで検索すると日本人が優先して表示される様になっているのですが、シャッターストックの場合は容赦なく人種国籍関係無く表示されている様に思われます。
勿論日本人の画像を探す場合には「男性,日本人」とか検索すれば沢山表示されます。
「日本人」で検索して、明らかに日本人以外のアジア人(中国、韓国等)がやたらと混ざって表示されるのもシャッターストックの特徴なのではないでしょうか。
日本人が見ると日本人と日本人以外のアジア人の見分けはかなり解るものですが、アメリカやヨーロッパ諸国の方々から見れば区別がつきにくいしあまり重要な問題でもないのかもしれませんね。
この辺が日本人から見てシャッターストックが使い難いと言われる大きな原因だと思われます。
表示順位に関しては、おそらく数年前に大きく変更したと思われます。
私がストックフォトで画像販売を始めて熱意満点だった頃は、自分が力を入れているジャンルのワードで検索しても、いつも同じ画像(もちろん超カッコいい上質な画像)がずらーっと表示されて、「この猛者達の中に割って入れる日は来るのだろうか」と思ったものです。
しかしいつからか表示される順位に流動性が出てきたようで、昔程新参者に厳しい感じではなくなりました。
しかし私サバ彦はシャッターストックさんにあまり好かれていない様で、プッシュしてもらえません。
それでも結構なダウンロード数が有るのでやはり顧客の多いサイトなのでしょうね。
報酬制度が変わって以来シャッターストックさんに対する忠誠心が0になってしまったので悪口ばかり言いたくなるのでこの辺で止めておきましょう。今回は表示順位の話ですからね。
ピクスタの表示順位
日本人の日本人による日本人のためのストックフォト、ピクスタさんの表示順位を解説していきます。
ピクスタさんの大きな特徴は専属コントリビューターをとても大切にしている事でしょう。
しかしそれは非専属コントリビューターを蔑ろにしているとも言えるかもしれません。
ザックリとしたワードで検索してみると、同じクリエイターの同じ場所で同じモデルを使ったバージョン違いっぽい画像がズラズラズラズラ~と表示されます。
非専属コントリビューターである私サバ彦は自分の画像を探すのを諦めるレベルです。
しかも専属コントリビューターさんはこの表示順位を理解していると思われ、表示画像を埋め尽くすべくちょっとした違いの画像を沢山アップする戦略をとっている様に思われます。
他のストックフォトサイトではまず見られない光景です。
購入者がこのトップの方に表示されるコントリビューターの作品を避けようとした場合、一体どれだけページを先に送らなければならないのか。
しかし飛ばしたところでまた次のズラズラズラズラ~が始まるというのがピクスタさんの表示順位の特徴だと私サバ彦は思います。
もちろん細かく検索していく事である程度は絞っていけるので画像も探しやすく出来るでしょうが、購入者はこの表示順位をどう思っているんでしょうかね。
私サバ彦はピクスタさんは全然稼がせて頂けていないので、いつか表示順位が上がると良いなと願っております。ずっと昔から変わらないので望み薄ですが。
iStockの表示順位
権利面の審査が厳格で気軽に始め難いiStockですが、画像の表示順位に関しては私はココが1番好感が持てます。
私がもし仕事でストックフォトを沢山使うのであればiStockかアドビストックですね。
iStockの特徴は、流動性の有る表示順という事が挙げられると思います。
たまに検索してみるのですが、前回見た物と違うものがガンガン表示されるのでついつい沢山見てしまいます。
同じコントリビューターの作品が連続して表示されないのも特徴の1つですね。全くされない訳ではありませんが。
ちょっと昔にアップした画像もかなり良い表示順で表示されたりするので、一体どういう仕組みになっているのか不思議です。
これは売る側から見るととっても有難いシステムで、「新しさ」が重視され過ぎてしまうと、昔に撮った画像がデッドストックになってしまうので、新しい物も古い物も表示してもらえるiStockさんの表示順位はとてもステキだなと思います。
販売単価や権利面の厳格さ等ちょっとクセの強いストックフォトサイトですが、表示順位に関しては沢山のクリエイターにチャンスを与えてくれる良いサイトだと私は思います。
ADOBESTOCKの表示順位
そして最後にみんな大好きアドビストックの登場です。
アドビストックさんの表示順位の特徴は、大まかなワードで検索すると大御所から表示され、細かなワードで絞ると新しさが重視されるという所だと思われます。(あくまでもサバ彦調べ)
そしてピクスタさんと大きく違い、特に大まかなワードで検索した場合、絶対に同じコントリビューターの作品が連続して表示されない様になっていると思います。(サバ彦調べ)
新しさが結構重視されているのではないかとサバ彦は見ているのですがどうなんでしょう。
大まかワードで検索した場合に上位に表示される為にはある程度のダウンロード数が必要っぽいです。
実はサバ彦はアドビストックloveなので、最も研究しているのです。
おそらく審査結果が出た時点で画像に対する何らかの評価があるのではと思われます。
で、評価されるとしばらく良い順位で表示され、その間にポンポン売れると大まかなワードで検索した場合の上位に表示される様になって行き、売れないとだんだんと沈んでいくような感じなのではとサバ彦は睨んでおります。
最初にある程度ダウンロードされないとそのまま沈んで行ってしまいうのが寂しい所ですが、どんどんアップされる新作に可能性を見出すのは当たり前なのかもしれませんね。
フォトリアの頃は新参者にやる気を出させる為の優遇措置があったような気がするのですが、アドビストックになってからは公平というか多くのコントリビューターにチャンスが有る表示順位になっている気がします。(あくまでもサバ彦調べ)
これからストックフォトサイトを始める方へのアドバイス
私サバ彦の独断と偏見に基づいて調査した今回の表示順位に関するレポートですが、正直どの程度正確なのかは自分でも解りません。
画像のジャンルによって担当者が違って表示順位の性格も変わる可能性なんかも否定できませんし。
で、その辺も踏まえて本当に参考程度にして頂きたいのですが、これから始める方へのアドバイスを。
表示順位という視点で見ると、ピクスタは専属にならないならほぼノーチャンスだと思います。
アップロードやタグ付けのし易さは流石日本人向けと思えるのですが、売れるかどうかは別問題。
あの表示順は非専属キラーです。
アドビストックとiStockは頑張りに応じてチャンス有りかと思います。
シャッターストックはよく解らないんですよね。笑
検索しても自分の画像があまり見つからないのに結構売れるから不思議です。
表示順以外の視点でも私サバ彦は各社の特徴をまとめているので是非ご覧ください。
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