シャッタースピードの意味
ざっくりと説明しますと、シャッターが開いて、イメージセンサー(映像素子)に光が当たる時間の事です。
シャッタースピードを調整するという事は、イメージセンサーに光が当たる時間を調整するという事になるわけですね。
表示のされ方は、1/60や、1/250等と表示され、1/60秒間や,1/250秒間イメージセンサーに光が当たるという意味です。
分母の数値が大きい程シャッタースピードは速く、分母の数値が小さい程シャッタースピードは遅く、もっと遅くなると分数ではなくなり、1秒間、2秒間の様になっていきます。
シャッタースピードが変わると実際どうなるのか
とんでもなくザックリというと、ブレやすいかどうかという事になります。
シャッタースピードが遅いと、手ブレ、被写体ブレが起きやすくなります。
上の画像はシャッタースピード1/250で撮影された物です。
軸足は動いていないのでブレておらず、素早く動いている蹴り足とサッカーボールがブレブレなのがお分かり頂けると思います。
そして上の画像は1/3200で撮影された物です。
もはや空振りかの様に足もサッカーボールも止まって見えます。
この2枚は被写体ブレの例ですが、同様に手ブレもシャッタースピードが遅くなるほど起きやすくなってきます。
被写体ブレは躍動感が出たり、流し撮り等の表現方法として良い場合があるのですが、手ブレは良い影響が出る事は少ないと思われます。
シャッタースピードを速くするためには?
手ブレ、被写体ブレを起こさないようにシャッタースピードを速くする為にはどうするか。
- 屋外ならば明るい日、時間に撮影する。
- ISO感度を上げて撮影する。
- スピードライト、ストロボ等を使い、光の量を増やす。
この3つの方法がお手軽にシャッタースピードを速くする方法だと思います。
ブレを防ぐという意味では、三脚を使いカメラをしっかりと固定する事で手ブレを防ぐ事も出来ます。
シャッタースピードのまとめ
動く被写体を撮影するには、シャッタースピードを意識するのは重要です。
しかし、適度なブレは躍動感を感じたりしますし、ブレ=悪という訳では全くありません。
シャッタースピードをコントロールする事で、イメージ通りに撮影できる様になるのではないでしょうか。
内臓ストロボを使うと、ブレは防げても味気ない写真になりがちです。
外付けのスピードライトを使うとブレも防げますし、味気なくなりにくいのですが、お値段がなかなかお高いです。
動かない被写体の場合は、三脚の威力が発揮されますので、めんどくさがらずに使う方が得策だと思います。
絞りとシャッタースピードを理解して意識できれば、イメージ通りの写真が撮れる事が増えてくると思われます。
写真に正解はありませんから、色々実験しつつ、楽しく写真を撮りましょう。
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