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セロー250 タイヤ交換 後輪編

大人のバイク

バイクのタイヤ交換、自分でやってみた事がありますか?

バイク屋さんにお願いすると、工賃もかかる上にタイヤも定価に近い値段で買う事になります。

もちろんプロの技術と安心感を買うという考え方なら高くないかもしれません。

しかしもし自分で出来たら・・・

今回、初のタイヤ交換にチャレンジしました。

皆様の参考になれば幸いです。

事前情報

事前に調べた情報をまとめるとこんな感じです。

  • オフロードバイクはタイヤ交換が簡単な部類に入る。
  • ビード落としという作業がなかなか大変。
  • タイヤレバーでのタイヤの脱着にはコツがある。
  • 途中で断念してバイク屋に助けを求める人も結構いる。

なかなか手強そうな上に、練習をしようにも機会がありませんからね。

愛車でぶっつけ本番しかありません。

用意した工具

タイヤレバーはタイヤ交換の必需品です。虫回し付きでお得感があったのでアマゾンにて購入。

ビードブレーカーは無くてもできるという情報もありましたが、素人なので一応購入しました。

もう少し安い物も有るのですが、口コミを見ると「ゴムの部分が取れちゃうのでホームセンターで買ったゴムつけてナンタラカンタラ」と書いてあったので、こちらをアマゾンにて購入。

ビードワックスは、新しいタイヤをリムにねじ込むときに滑りを良くするアイテムです。高価な物でもないのでこちらも購入。

ネットで見た物の真似っこで、タイヤを置く台を作ってみました。

ゴミ木材で制作時間7分といった感じ。

これは有ると便利です。

ジャッキは頂き物で、今回購入した物ではないのですが、タイヤ交換以外でもチェーンのメンテナンスなんかには有るととても便利です。

後は各種メガネレンチ等の装備で挑みます。

後輪を外す

ジャッキを使う前に、後輪のナットをゆるめておきます。

進行方向右側が22mm。

左側が19mmです。

メガネレンチを使ってゆるめます。

片側からグイグイ回そうとしてもシャフトがクルクル回ってしまうので、片方を押さえて回す必要があります。

なので両側にメガネレンチが必要になります。

ナットが緩んだらジャッキをかけて車体を上げてナットを完全に外します。

そして右側からシャフトも抜きます。

この時にワッシャーやらスペーサーが取れるので、無くさないように、わからなくならないように外側から順番に並べて置いておくと良いですよ。

チェーンも外します。

チェーンとかブレーキパッドの辺りが我々素人から見ると取り外しや取り付けが難しそうに見えますが、わりと簡単です。

この辺は恐れる事はないのではないでしょうか。

で、後輪が外れました。

本当の勝負はここからです。

ビード落とし

タイヤの空気を抜きます。

虫回しがあったので外してみました。

いきなり外さないで先っちょをつついて空気をある程度抜いてから虫を外して完全に抜きましょう。

ビードブレーカー登場。

セローの後輪はチューブレスなので、空気を抜いてもそのままではタイヤは外れません。

ビード落としという工程が必要になります。

ビード落としと言われても、私も何だか良く解らなかったのですが、タイヤがリムにバコッとハマっている状態を外していく感じでしょうか。

タイヤレバーでコジコジやるとかなり大変みたいです。

ビードブレーカーがあればバコバコっと簡単にビードが落とせます。

一か所ではなく、一周やっていきます。

タイヤを外す

そうするとリムとタイヤの間に隙間ができます

リムプロテクターを装着できます。

紐がついているのは、タイヤの中に落ちてしまわないようにするためです。

・・・。

ここまでは順調だったんです!

「いやータイヤ交換楽勝」なんて思ってたんです!

しかし・・・

タイヤは外れないわリムプロテクターはゴリゴリやると穴が開くわ!

一応リムには傷を付けたくないし、軍手を挟んでみたりアレコレ試してもう大変。

タイヤ交換、なめられませんわ。

外すまでに何分かかったのか・・・。

写真も撮らずに必死で頑張りました。

タイヤ装着

IRC GP-210というタイヤを選びました。

かなり舗装路向けのタイヤです。

通勤99%なので、オンロードの走りを重視して選びました。

寿命もかなり長いらしいので楽しみです。

使用感等、後日記事にしました。よろしかったら見て下さいね。

ビード部分(タイヤとリムがくっつく部分ですね)にビードワックスをたっぷりと塗ります。

滑りを良くして装着をスムーズに行う為ですね。

タイヤには向きが有ったり、バルブの位置に合わせるマークがあるので、間違わないように注意しましょう。

で、装着なのですが・・・。

やっぱりダメですわ。笑

タイヤレバーでコジコジってのがコツがあるみたいで、レバー3本を駆使して頑張りましたが、難しい!

最後の最後が入らなかったりして、動画を見直したのですが、リムにタイヤが入った部分を手でマメになじませたりすると入るみたいです。

カッコよく組み込む写真を撮りながら装着したかったのですが、ねじ込むのに必死で写真無し。

唯一のアドバイスとしては、動画やブログなどを何度も研究し、時間の有る時に挑戦しましょうという感じでしょうか。

ビード上げ

タイヤがリムに収まったら、空気を入れるのですが、セローの後輪はチューブレスなので、ビード上げという工程が有ります。

タイヤに勢いよく空気を入れて、タイヤがリムの所定の位置にバゴ!と音を立てて収まるのです。

コンプレッサーが有れば良いのですが、私はもっていません。

色々調べたところ、フットポンプでイケると判断したのですが、ダメでした。

すぐにタイヤを自動車に積んでガソリンスタンドへ。

ご自由にお使いくださいと書いてある空気入れで一瞬でバゴン!

ついでに自動車にガソリンを入れて帰りました。

わざわざ買わなくてもスタンドでお借りするというのも有りではないでしょうか。

タイヤの皮むき

バイクを新車で買ったり、タイヤ交換の後「皮むきお願いしますね」なんて言われます。

これは新しいタイヤには硬化防止剤なるものが塗ってあり、最初は滑りやすい状態なのです。

走っているうちに剥がれるのですが、隅っこの方が残って、どうしたら良いのかよくわかりませんでした。

で、ネットで調べたのですが、クレンザーで落とせるらしいのです。

なのでタイヤを装着する前にクレンザーとタワシでガシガシ落としてしまえばよいと思いまして。

今回はカネヨンで丸洗いです。

ちょっと擦らないと落ちないみたいですが、力任せに頑張りました。

これで最初から皮むき完了状態で乗ることができます。

装着

ブレーキパッドの間にディスクを入れて、外した順番通りにシャフトを通してナットで止めて、チェーンをかけたら完成です。

この辺の作業は特に難しくは無いと思います。

チェーンの貼り具合もついでに調整すると良いかもしれません。

まとめと感想

いやー疲れました。

タイヤ交換は技術が必要なのだと痛感しました。

でも1回自分でやってみればコツはつかめますね。

正直言って次回も自分でやると思います。

何しろ初めてやる事は楽しいですからね。

余談ですが、人生80年だの90年だの有りますが、19歳で人生の出来事の半分が終わりという見方もあるらしいですよ。

それから先は繰り返しがほとんどなので、新しい経験が少ないって事なんでしょうね。

だから大人になると新しい体験が楽しく感じるのかもしれませんね。

ちょっと話が膨らんでしまいましたが、タイヤ交換を自分でなさる場合は、よく考えて、よく調べて、自己責任で。笑

出来ないことはないですよ。

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