ちょっと珍しいお魚を、普通に食べて味をレポートする、お魚レポートのコーナーです。
今回のお魚はにべというお魚です。
サンマとアジとイワシ以外は珍しいというスタンスですので、にべもちょっと珍しい魚という扱いでゴリ押しです。
イシモチという名前の方がピンとくる方も多いかもしれません。
魚の呼び名は地域等でかなりちがいますから、コイツも色々とあるみたいですね。
見た目はこうなんと言いましょうか、フナのようなパッとしないルックスをしています。
ニシンもそうだと思うのですが、見た目で損をしているタイプのお魚ですよね。
近所のスーパーではちょくちょく安い値段で置かれてまして、気にはなっていたのですが、見た目がこう、みすぼらしいと言うかなんと言うか。
本日は100gあたり78円。
450g位の個体なので、お値段350円強といったところです。
もっと安い日があるので、ちょっと悔しいです。
今日は他にお買い得なお魚も無かったので、コイツを試してみようかなと思いました。
お魚豆知識
- 呼び名が多く、代表的なのはにべとシログチを合わせてイシモチとも呼ぶ。
- 仙台から九州までの太平洋側、新潟から島根付近に生息。
- 浅い砂や泥底の海を好んで住む。
- 旬は春から夏。
- 安くて美味しい魚で塩焼きがポピュラーだが、刺身は極上らしい。
- 釣られると浮袋を使って、グーグーと鳴くらしい。
調理
普通にスーパーで買って鮮度が良く解らないので、とりあえず塩焼きで頂きます。
ウロコは包丁の背で簡単に剥がれます。
特に硬い訳でもなくスムーズに剥がせますが、飛び散りやすいです。
ウロコって濡れていると見つけにくいので、数日後に乾いてへばりついたウロコを見つける事が良くありますよね。
奥様に怒られないように飛び散りに注意してウロコを剥ぎましょう。
ウロコを剥いだら腹を割って、内臓を取り出します。
今回は卵が入っていたのでついでに焼いてみます。
内臓が取れたら、中骨に沿って包丁を入れて血合いを取ります。
この辺はどんなお魚でも同じ工程ですね。
血合いが残っていると、魚種にもよるのですが、苦みがあったり生臭くなったりするので、綺麗に洗い流しましょう。
そして水気を軽く取ったら塩を振って準備完了です。
卵はアルミホイルにのせておきました。
姿焼きオートに設定して点火。
焼き上がりです。
魚焼きグリルって本当に便利ですよね。
エラ付近がちょっと焦げてしまいましたが、塩を厚めに塗っておくと、焦げ防止になるみたいですよ。
私も今度試してみます。
こんな感じで完成です。
食す
まずは卵から。
う~ん、美味しくないです。
おそらく調理方法の問題だと思いますが、パッサパサでちょっと食べるのが苦痛なくらいです。
しかし捨てるのは失礼に当たりますからね、大した量でもないのでパクパクっと食べちゃいました。
魚卵は魚焼きグリルは良くないのでしょうかね。
魚卵で美味しくないと思ったのは珍しい気がします。
次回があったら、煮るなりなんなりちょっと変えてチャレンジしようと思います。
そして本体の方のお味は・・・。
あら美味しい。
白身でふっくらしています。
臭みも感じられませんし、なかなか上質な焼き魚に仕上がりました。
最高!という程ではありませんが、とっても美味しいオカズの一品という感じです。
お勧め度★★★★☆
値段の安い日なら、下処理も簡単ですし、大変お勧めです。
コメント