「チェーンが伸びる」ですとか「チェーンが弛む」等、言い方は色々とあるようですが、ある程度走っていると、チェーンとスプロケットが摩耗して遊びが大きくなります。
アクセルを開けた瞬間や緩めてエンジンブレーキがかかり始めた時、どうも嫌な間があったり、加速する時に「ガチャガチャ」音がし始めたらチェーン調整が必要な証拠です。
本当は点検でチェーンの下の部分を指で上げ下げしてみて遊びをチェックするものなのですが、ゆっくりと緩んでゆくので気が付かなかったりします。
チェーンをきちんと調整すると、走りがとても良くなりますし、自分でも簡単に出来てしまうので、本日はチェーンの調整の仕方を解説していきたいと思います。
どれくらいの頻度でチェーン調整すべきか
チェーン調整の頻度ですが、これは乗り方や普段のメンテナンスの頻度によって全く変わってしまうので一概には言えません。
例えば林道やオフロードでガンガン乗る人とオンロードでまったりと乗る人ではチェーンにかかる負担も変わってきますし、マメにチェーンオイルやチェーンルブを使ってメンテナンスをしていれば摩耗は有る程度防げます。
私はチェーンのメンテナンスをゴリ押ししているタイプで、快適に乗れる上にチェーンとスプロケットの寿命を飛躍的に伸ばせます。
簡単ですしね。
お勧めですよ。
ちなみに私は前回のチェーン調整から1万㎞で今回の調整となりました。
チェーン調整のやり方
まずは後輪のナットを緩めます。
左側が19mm。
右側が22mmのレンチが必要です。
メガネレンチがお勧めです。
こんな所のナットを舐めてしまったら大変ですからね。
この右側がシャフトの先端になっていまして、片方だけで回すとクルクルとまわってしまう場合が有ります。
なので2本のレンチを使って片方を固定しながらゆるめていきます。
緩めたら、セローの場合この部品を使って調整します。
この部品を数字の大きい方に回すとその分後輪が後ろに引っ張られてチェーンが張るという訳です。
渦巻状の部品の端の平らな部分を押す事によって数字の大きい方に回るのですが、手で押しても動かない場合は、ハンマー等でコツコツと叩くと回ります。
傷等が気になる方は先端が金属ではないハンマーを使いましょう。
又は後輪を誰かに持ち上げてもらうと簡単に回るようになります。
この渦巻状の部品はタイヤの両側に有りますので、両側が同じ数字になる様に調整しましょう。
数字がずれていると斜めになっているという事ですから危険そうですよね。
両側の目盛りが同じになる様に調整したら、チェーンの張り具合を確かめて
ナットをしっかりと締めたら調整完了です。
難しい事は何も無いので簡単に出来ると思います。
まとめ
自分でメンテナンスをした場合、点検はマメにしっかりとしましょうね。
ウッカリミスで事故の原因になったら大変ですから。
簡単な手順のメンテナンスで、走りにとても影響するのがチェーンですから、清掃、点検、調整をしっかりとして、快適に走りましょう。
メンテナンスも点検も運転も、安全第一ですよ。
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