ドリアン。
何故か日本では「臭い」「気持ち悪い」と、ゲテモノ扱いされがちですね。
しかし世界的には「果物の王様」ですとか「悪魔の果物」等、ゴージャスな魅惑のフルーツとして扱われているようです。
この差は何なのか。
そして実際のところ美味しいのか。
確かめてみたいと思います。
これがドリアンの外観になります。
鈍器として犯罪に使用されてもおかしくない程の見た目ですね。
実全体がトゲの鎧で覆われいます。
半分に割って肩に装着すれば、北斗の拳の世界でも生き抜けそうですね。
このトゲなんですが、実際鋭いです。
足の上に落としたりしたらかなりのダメージを負いそうです。
試しにスーパーのビニール袋に入れてみましたが、持ち上げた途端に瞬殺です。
恐ろしい・・・。
そして1個の重さは2.7㎏。
こんな物が木の上で熟して、人の頭の上に落下したら・・・
想像しただけで恐ろしくなりますね。
そしてドリアンは熟してくると、その硬い鎧を自ら割ってきます。
こうなってから食べるのが本当っぽいですね。
しかしこの状態で家の2階に置いてあっても、1階の玄関を開けた瞬間から臭いがしてきます。
ゴキブリが来ないか心配です・・・。
それでは可食部を取り出していきましょう。
軍手の用意をお忘れなく。
素手で太刀打ちできる相手ではありません。
これは大げさではなく、本当です。
ベトナムに旅行に行った時に食べた時は、屋台のおばさんが鉈でかち割ってましたが、今思うとアレはまだ食べるには早かったのかな。
ちょっと確認のしようがありませんが、完熟でパカっと割れていれば、あとは手で割ることが可能です。
メキメキメキ!
割るのはちょっと気持ちが良いです。
女性の力でも十分可能だと思います。
ちなみにこの殻(皮?)は5つくらいに割れます。
イメージとしては朝顔の種みたいな感じでしょうか。
そしてそれぞれに果肉が入っています。
我が家のボス(妻)はどこに果肉が入っているのか理解できないようで、危なく捨てそうになっていました。
こんな感じで簡単に割れました。
割れ目が無い場合は、包丁か鉈で切れ目を入れて割ります。
そして中に入っている薄黄色の部分が果肉になります。
芋っぽいと言いますか、バナナっぽいと言いますか、形容しがたい見た目ですね。
これは別の個体ですが、こっちの方が綺麗に割れたので写真を撮っておきました。
殻も凄い見た目ですが、果肉も中々・・・
殻は殺傷系で、中身はグロ系といか、それぞれに趣のある見た目をしています。
別角度から。
う~ん・・・
どこからどう見てもちょっと気持ち悪いというかなんというか・・・。
そして匂いはトロピカルで良い匂いな気がしてきます。
慣れなのでしょうか。
ただ品種によって匂いに差があるらしいです。
日本向けに輸出されている品種は匂いはマイルドな品種らしいですよ。
お皿に盛り付けてみました。
これもまた何とも言い難い・・・。
まぁブツブツ言っていてもキリがないので食べてみましょう。
お味の方は・・・
はっきり言います。
メチャクチャ美味しい!
文中にも書きましたが、ドリアンを食べるのは初めてではありません。
しかし旅行先で食べた物とは桁違いに美味しいです。
ドリアンの味については沢山の表現がありますが、私も自分なりに表現してみたいと思います。
まず食感ですが、普通のフルーツの様なみずみずしさは一切ありません。
口の中の水分を持っていかれそうなくらいです。
外側の黄色い薄皮の食感が、茹でた白菜の分厚い部分に近いかな。
その中はもうトロトロクリームですね。
強烈なトロピカル風味のカスタードクリームというかクリームチーズというか。
上質なスイーツの様です。
上手に表現できない自分が悔しいです。
しかしこんなに美味しかったなんて・・・
もっと頻繁に食べたいですが、普通に買うと高いですよね。(今回は頂き物)
興味のある方には是非お勧めです。
ドリアン ベトナム産 1玉 2kg〜2.5kg 生鮮 フレッシュ フルーツ 果物
タイ産 モントン種冷凍ドリアン(榴莲) 300g
しかし高いですね。
最後にネットで見つけたドリアンの格言。
世の中には2種類の人間が存在する。ドリアンが好きな人間とドリアンが嫌いな人間だ。
貴方はどちらでしょうか。
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