お料理が趣味な大人の男性なら、一度はチェックしたことがあるのではないかと思われる南部鉄器メーカー及源鋳造。
またの名を及源。
魅力的な鉄器を製造、販売しており、我々大人男子の物欲をくすぐる素晴らしいメーカーであります。
私も過去に2度及源製品を購入しており、絶大な信頼を元に、今回3度目の購入となりました。
今回は焼き焼きグリルどっしり深型です。
サイズ等
- サイズ 縦21.1cmx横27.7cmx全高4.7cm
- 重量 1.65kg
- 容量 0.9L
- 材質 鋳鉄
付属品
焼杉材の木台と取り外し可能な取手が付いてきます。
木台もかっこいいですね。
美しい木目です。
出来上がった料理を焼き焼きグリルにのせたままこの木台にのせてテーブルへという流れですね。
料理は見た目も重要ですから、こういう演出はたまりません。
質感
焼き焼きグリルの内側表面はこんな感じになってます。
この凹凸が食材に対する熱伝導を良くしてこんがり焼き上げるというわけですね。
使い方
普通にフライパンの様な使い方ももちろん可能ですが、コイツの凄い所はこれです。
魚焼きグリルにジャストフィット。
もちろん取手は外せるので、焼くときは外して使います。
魚焼きグリルをちょっとしたオーブンの様に使えるという訳ですね。
お魚大好きで魚料理ばかり作っている私は、魚焼きグリルの偉大さに前々から目をつけておりました。
だって太い魚もきっちり中まで火が通りますし、ふんわり美味しく焼けるのは凄いですよね。
この魚焼きグリルをさらに活用するための調理器具という訳ですね。
使用する前に
鉄製の調理器具は、実は買ってすぐには使えません。
鉄製品ならではの通過儀礼があります。
鉄製のフライパンや中華鍋にも似たような使用前の作業があるのですが、鋳鉄製品にもあります。
そいつを説明したいと思います。
この作業を経る事で、料理に鉄の臭いが移り難くなり、そして料理がくっつきにくくなるので必ずやるべき作業なのです。
まずは表面をタワシで洗います。
及源さんの説明書ですとタワシ推奨なのですが、ここは普通にスポンジでも良いのではないかと思われます。
鉄製フライパン等の場合は、最初だけは洗剤を使ったりします。
しかし説明書に背く必要も無いので従いましょう。
良く洗って水を拭き取ったら、火にかかけます。
中火で良いと思います。
錆止め加工をしていないのでしょうね。
錆止め加工をされた鉄調理器具とはちょっと初回作業の内容が異なります。
よく温まったら、食用油を塗ってなじませます。
サラダ油やオリーブオイル等で良いです。
そして野菜のクズを炒めて、焼き焼きグリルに油をしっかりとなじませます。
ちなみに写真の野菜はカリフラワーのまわりの部分です。
けっこう時間をかけて炒めてみました。
そして野菜クズは取り出します。
家のボス(妻)は旨そうだと言い始めて食べてました。
キャベツと同じ味だそうです。
そして焼き焼きグリルを一旦洗います。
洗剤はつけません。
タワシと人力のみになります。
これは油膜を利用する鉄製調理器具全般なのですが、洗剤を使うとせっかくの油膜が洗い落とされてしまって、料理がくっつく様になってしまいます。
なのでタワシと腕力のみで洗うのが鉄製品の基本になります。
錆止め加工をしてあるフライパン等の場合は、初回の野菜クズ炒めの後だけ洗剤を使って錆止めの薬品を落とすんですよね。
及源さんの鋳鉄製品はそれが無いので、おそらく防錆剤は使ってないのでしょうね。
そして水分を拭き取り、ちょっと火にかけたりして完全に水分を飛ばしてから再び油を薄く引きます。
もう初回とは違う感じになってますね。
この油を薄くなじませれば終了です。
料理に使った後も油を薄く塗っておくと、使用感が良くなります。
テフロン加工等の調理器具は、沢山使うと加工が剥がれて使いにくくなるのですが、鉄製品は使えば使う程使いやすくなるという魅力を持っているのです。
私は鉄製のフライパン、大小2個と中華鍋を頻繁に使用してますが、フライパン(小)はすでに10年程愛用しています。
本当に使いやすく、全くと言って良いほど食材もくっつかない、素晴らしいフライパンに仕上がっています。
この焼き焼きグリルどっしり深型も、長く愛用していきたいと思います。
私の思う唯一の問題点は焼き焼きグリルどっしり深型というネーミングかな~笑
もっと優雅でかっこいいのが良かったのに。
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