愉しむなんてカッコ良く書いちゃいましたが、要するにアラがもったいないので食べちゃおうという事です。
アラも部位それぞれに結構美味しいんですよ。
やはり1尾丸ごと我が家に来てもらった以上は、余すところなく食い尽くすのが礼儀ってものですよね。
アラを部位ごとに分ける

サーモンを1尾捌けば、かなりの量のアラが出ます。
頭、皮、中骨、ヒレ、尻尾、削ぎ落した腹骨です。
これを焼いていくのですが、魚焼きグリル組とフライパン組に分けていきます。
組分けの基準は、脂の量です。
養殖サーモンですから、どこの部位も脂が多いと言えば多いのですが、頭、中骨、尻尾は脂が少ないとして魚焼きグリル組。
皮、ヒレ、腹骨は脂が多いとしてフライパン組とします。
魚焼きグリルで焼く

頭はそのままですと火が中まで通り難いので出刃包丁でカチ割ります。

そして軽く塩を振って魚焼きグリルへ。

シンプルこの上ないアラの塩焼きです。
説明の必要を感じない料理手順でしたが、結構美味しいんですよ。

フライパンで焼く

鉄フライパン登場です。
十分に熱したら、出来る限り少量の油を敷いてアラを投入します。
そしてしばらく焼いていくと・・・

大量の脂肪が溶け出し、油がどんどん増えていきます。
この油をサーモン油と我が家では呼んでいます。

これがフライパンで焼きあがったアラです。
こちらも軽く塩を振って頂きます。
皮は特に美味しいですよ。
サーモンチャーハン

サーモンから大量に出たこの油、貴方なら捨てますか?
美食家大人男子なら捨てないはずです。
我が家はこれを使ってチャーハンを作っていきます。
チャーハンの作り方に関しては、料理大好き大人男子でしたらそれぞれこだわりが有り、口論になりかねないのであまり深くは触れませんが、ザックリとだけ説明します。
材料
- サーモン油
- タマゴ2個
- 玉ねぎ
- ピーマン
- シイタケ
- ナンプラー
- オイスターソース
私は最初に卵を溶いて、野菜のみじん切りを溶き卵に混ぜておくスタイルです。
失敗の少ない保守的なスタイルと言えるでしょう。

鉄製中華鍋を煙が上がるまで熱したら、地味な主役のサーモン油を投入。

素早く野菜みじん切り入り溶き卵投入。

お米投入。
明らかに米の量に対して卵が多いですが、気にしません。

米をオタマで潰しながら焼いていきます。
米と卵が良く混ざって焼けたなと思ったらオイスターソースとナンプラーを投入します。

完成です。
サーモン油に関しては、サラダ油よりラードを使った方が美味しいのと似た感覚だと思います。
サーモン油、ナンプラー、オイスターソースと海鮮調味料攻めですのでとても美味しいです。
まとめ
アラを食べる良い点としては、サーモンを捌く段階でちょっとミスをしてしまっても、「アラが増えてもどうせ食べるし」と思えばちょっと気が楽になります。
サーモンを焼いて出た脂まで使えば、余すことなく食い尽くした満足感にも浸れます。
そしてアラもとても美味しいんですよ。
家のボス(嫁)はアラが大好きで、初日しかアラが食べられない事を残念がる位です。
それぞれの部位の味も楽しめますし、無駄無く食べられますし、お勧めです。

コメント