ちょっと珍しいお魚を、普通に食べて味をレポートする、お魚レポートのコーナーです。
今回はふっこです。
ふっこと言えば出世魚でして、一番大人になると鱸(スズキ)に出世するお魚です。
ちなみにふっこより小さいのはせいごと言いまして、以前にお魚レポートのコーナーで触れており、普通に焼き魚にして食べました。
とても美味しいお魚です。
せいご→ふっこ→スズキという出世街道を突き進むお魚ですね。
今回購入したふっこは1100円。
大きさはと言いますと、35mm単焦点でキッチンに置いた状態では全景が入らないというウキウキ大物。
55㎝って感じですね。
重さはと言いますと
1543g。
食べ応えのある良型ですね。
100g単価で72円位でしょうか。
今回はこいつでお刺身、カルパッチョ、ソテーと3品作って味をレポートしていきます。
お魚豆知識
- 名前の由来は諸説有。多すぎるので省きます。
- 出世魚。1.2年20~30㎝をせいご、2.3年40~60㎝をふっこ、それ以上をスズキという。(地方によって全然違うので参考程度)
- 北海道南部から九州まで、広い地域で獲れる。
- 旬は一般的に夏。
下処理
頑張って捌いていきます。
大物を捌くのは気合が入って楽しいです。
ウロコはパリパリですが、剥ぎにくいという程ではありません。
スムーズにパリパリ剥がれると思います。
ヒレが鋭いので気をつけましょう。
私はイサキのウロコ剥ぎをしている時に、ヒレが指を貫通するアクシデントを経験して以来、最初に危険個所をチェックしてから捌く様にしています。
ヌメリは少々ありますが、水でさっと流せるタイプで苦戦する事はありませんでした。
捌き方としては、ウロコを剥がす→頭を落とす→内臓を取り出す→血合いに包丁を入れてよく洗う→水気を取るの順で、骨もオーソドックスな入り方をしているので特に問題ないと思います。
いつもお世話になっております。
私がいつも参考にしている捌けるプロジェクトさんの動画です。
参考にしてください。
こんな感じで三枚に捌けました。
半身は生食用に皮を引き、半身は皮を残しておきました。
貝印(Kai Corporation) 関孫六 本鋼 出刃包丁 150mm 銀寿 AK5202
お刺身
子供が写真に協力してくれました。
箸の持ち方がなってませんね。注意しておきます。
お刺身に関しては説明不要ですね。
皮を引いた身を食べやすい大きさに切ってワサビ醤油で頂きます。
お味の方は・・・
最高ですね。
白身のお刺身はあまり安くて美味しい物は無いので、久しぶりに食べましたがやはり美味しい。
釣ったり獲った直後にきちんと血抜きをすると、こういうピンクにならずに真っ白になるらしいですね。
購入したスーパーの魚担当者曰く、「生食は微妙なライン」らしいので、鮮度もイマイチなんでしょうが、とても美味しかったです。
お勧め度★★★★★
キッコーマン食品 いつでも新鮮 おさしみ生しょうゆ 200ml
カルパッチョ
カルパッチョは凝ったレシピも色々有るようですが、最もシンプルにいきました。
材料は
- ふっこ
- エクストラバージンオリーブオイル
- レモン汁
- 塩
- 砂糖
- トマト
- パセリ
①お皿にふっことトマトとパセリを盛り付ける
②薄く塩を振る
③レモン汁、EVオリーブオイル、砂糖を混ぜた物をたっぷりかける
という感じです。
分量はふっこの量にもよりますが、レモン汁1に対してEVオリーブオイルが3位の割合でしょうか。
砂糖は気持ち程度です。
味の方は・・・
まずまず美味しいです。
ワサビ醤油の方が美味しいと感じましたが、全部お刺身でも飽きますしね。
お勧め度★★★☆☆
ソル・デル・リマリ エクストラ・ヴァージン オリーブオイル 1000ml
ソテー
魚屋さんに「生食は微妙なライン」と言われているので、半分は過熱します。
材料
- ふっこ
- ニンニク2片
- 塩
- オリーブオイル
- バター
①テフロン加工のフライパンにオリーブオイルをたっぷり入れて、ニンニクを入れて弱火で香りを立たせる。
②塩で下味をつけたふっこ投入。皮面から焼いて、ひっくり返す。
③焼きあがってきたらバター投入。絡めて出来上がり。
お味の方は・・・
これまた最高。
美味しいですね~ふっこ。
柔らくて品のある白身にバターとニンニクの香りが相性抜群です。
お勧め度★★★★★
新物 青森県産にんにく 国産 ニンニク バラ 500g 送料無料
まとめ
1100円は高いかなと思いましたが、3品作れば満足度3倍で大満足でした。
魚屋の「生食は微妙なライン」発言で少々不安がありましたが、家族全員腹痛等無く無事でした。結果オーライ。
カルパッチョがイマイチだったので、次に機会があれば、もう少し工夫してみようと思います。
やっぱりデカい魚は良いですね。
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