セローのタイヤはフロントはチューブタイヤ、リアはチューブレスタイヤなのですが、私サバ彦、以前までは「チューブレスタイヤの方がタイヤ交換は大変だ」と断言しておりました。
実はこの年末年始、チューブタイヤの恐ろしさを味わいましたので、ご報告させていただきます。
タイヤ交換の手順等はこちらにまとめてありますのでよろしければ読んでくださいね。
セロー用のタイヤチューブをお探しの方はこちらです
チューブタイヤとチューブレスタイヤの違いは?
違いはもちろんタイヤの中にチューブが有るか無いかなのですが、タイヤ交換時にどう違うかを具体的に説明します。
チューブレスタイヤは文字通りチューブがタイヤの中に無いので、膨らませた空気がもれない様にタイヤがリムにガッチリとハマります。
そのタイヤに固定する部分をビードと言います。
ビードの説明をネット頼みでコピペすると・・・
ビードとはタイヤを構成するパーツのひとつで、リムと呼ばれるホイール外輪とタイヤの固定を目的とした補強部材をいう。 繊維・ゴムを用いてスチールワイヤーを包み込んだリング状のパーツとなっており、カーカス(タイヤの骨格形成パーツ)を締め付けることによってその役割を果たしている。
ぐうの音も出ない解りやすさですね。
チューブレスタイヤはこのビードというのがしっかりとしているのでリムから外す時、リムにタイヤを装着する時、これを手作業でするのは結構大変なのです。
こんなタイヤレバーと言われる道具を使います。
チューブレスタイヤのタイヤ交換時の苦労の90%はこのタイヤレバーというヘラみたいな道具でタイヤをコジコジする事にあります。
途中で「恥ずかしいがこの外したタイヤを中途半端な状態でバイク屋に持ち込むしかないかも」とか頭の中で過ぎったりします。
一方チューブタイヤはタイヤの中にチューブが有り、その中に空気が入るという特性上、ビードがガッチリとリムにハマり込む作りではありません。
なのでタイヤをリムから外す時、タイヤをリムに装着する時、共にチューブレスタイヤより楽に作業をすることが出来ます。
極端な話、途中はタイヤレバーを使わずに腕力と体重をかけるだけでリムに装着させていくことが出来たりします。
なので今までの私サバ彦はチューブレスタイヤの方がタイヤ交換が大変だと言っていた訳です。
チューブタイヤのタイヤ交換時の注意
注意点はもちろん、タイヤレバーを使う時にチューブを傷つけない事です。
チューブはタイヤと違ってワイヤーが入っていたり丈夫にする作りになっていない為、リムの中でタイヤレバーに強く押されてしまうと穴が開きます。
そうするとせっかくタイヤ交換時に新しいチューブを入れても空気が抜けてタイヤが膨らまないのです。
チューブに穴をあけてしまった話
タイヤ交換は自力で行うメンテナンスの中でも最上級の難しさ(サバ彦調べ)なので、年末年始のお休みに実行いたしました。
私の認識では「気を付ければチューブを傷つけずに出来るものだ」という程度だったのですが、年末30日、やってしまいました・・・。
気を付けていたつもりだったのですがタイヤ交換を終えて空気を入れても入りません。
で、即同じチューブを予備も考えて2個注文したのですが流石に年末年始はスグには届きません。
なので悲しいこ私のセローちゃんはジャッキで上がったまま年を越したのでした。
そして正月休みが終わる直前、届いたチューブを使ってリベンジです。
軽く気を付けても穴が開くときは開くようなので、かなり気を付けてコジコジとタイヤをリムに入れていったのですが・・・またやってしまいました。
空気が入りません!(2回連続)
完全に自信を喪失したサバ彦の頭を過ぎります「バイク屋の正月休みが明けるのを待って、タイヤを持ち込んだ方が良いのでは・・・」
「2度あることは3度ある」という諺を頭の中でかき消しながら「3度目の正直」にかけて3回目の挑戦に挑みます。
1回タイヤレバーで押し込む度に指をタイヤとリムの間から突っ込んでチューブをずらしながら、何としてもタイヤレバーとチューブが触れる事が無いように細心の注意を払って、たっぷりと時間をかけて何とかフロントタイヤを交換する事が出来たのでした。
1回のタイヤ交換でチューブを2本も無駄にしてしまうなんて・・・
そんな愚かなサバ彦を見て、賢明な皆様は是非とも気を付けて頂きたい。
そして愚か者サバ彦も今後この失敗を糧に気を付ける。
その為にこのブログを書く訳ですね。
チューブタイヤ タイヤ交換時の注意 まとめ
- タイヤのチューブはタイヤレバーに当たると結構アッサリ穴が開く
- タイヤレバーで押し込む前に毎回指でチューブの位置を確認する
- チューブ以外のタイヤの着脱はチューブレスタイヤよりも楽
という感じでしょうか。
ちなみにこの年末年始に3個も買ってしまったチューブがこちら
高価な物ではありませんが、3回も買うと流石に痛手です。
皆様も気を付けて作業をしてくださいね。
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