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セロー250 オイル&オイルフィルター交換 完全版

大人のバイク

セロー250のオイルとオイルフィルターを交換していきます。

以前に1度記事にした事があるのですが、当時はトルクレンチなしのテキトウバージョンでしたので、今回はトルク管理有りの一応完全版という形でやっていきたいと思います。

念のためですが、セローは長期間販売されたモデルであり、年式によって詳細が異なる可能性があります。

ちなみに私のセローは型式DG17j モデル名XT250-3C5Y になります。

オイル交換はそんなに変わらないとは思いますけどね。

セロー250 オイル&オイルフィルター交換 必要な消耗部品、工具

オイルとオイルフィルターを交換する場合、必要になる消耗部品は上の4点になります。

  • オイルフィルター
  • ドレンワッシャ
  • オーリング大
  • オーリング小

オイルのみ交換する場合はドレンワッシャのみとなります。

ドレンワッシャは通勤で沢山乗る都合上バイク用等ではない安い物を使用しております。

あとはオイルですね。

必要なオイルの量は、オイルのみ交換時1.2リットル、オイルとオイルフィルター交換時は1.3リットルです。

最低限必要な工具は

  • 12㎜、14㎜のレンチ
  • 5㎜の六角レンチ
  • 10Nm~20Nmをカバーできるトルクレンチ
  • オイルジャー(オイルを量る)
  • 古いオイルを入れる物

セロー250 オイル&オイルフィルター交換 作業

まずは一旦エンジンをかけます。

1~2分程エンジンをかけて温めるとエンジン内部のオイルが抜けやすくなります

必須では無い様です。

14のレンチを使用して、オイルフィラーキャップ(オイル注ぎ口)が開く事を確認しましょう。

オイルを抜いた後でここが開かないなんてことになるとオイルが空なのでエンジンをかけることができません。

注ぎ口が開く事を確認したらドレンボルトを外します。

画像の物はマグネット付きの物に変えてあるので形状が最初に付いている物と違います。

ドレンボルトを変えていない方は12のレンチを使用してドレンボルトを緩めます。

ドレンボルトを外すときは手で作業しますが、暖機運転をした場合出てくるオイルが熱いので注意が必要です。

耐油グローブがあると便利です。

中に綿のようなものがついている耐油グローブは冬の洗車や雨の日のバイクの運転にも超便利なので熱烈オススメです。

ドレンボルトを外すと古いオイルが一気に出てきます。

素手で作業する方はくれぐれも火傷注意で。

3000㎞ごとにオイル交換をしているのに随分オイルが汚いなと思っていたのですが、洗浄成分が入っているとこういう色になるらしいです。

逆にオイルが綺麗だとあまりエンジン内部が洗浄されていないのかもしれません。

オイルを抜いている間にオイルフィルターを交換していきます。

上の丸印の3カ所を5㎜の六角レンチで外します。

右上の物だけ長いです。

カバーを外すとオイルフィルターが出てきます。

暖機運転をした場合この時にオイルが垂れてくるので何かを敷いて作業したほうが良いと思います。

Oリングを交換します。

Oリング小は丸印の場所にうっすらオイルを塗ってから取り付けます

古いOリング小がここに無い場合、カバーにくっ付いている場合もありますが、取り付けるのは丸印の場所です。溝があるので迷う事は無いと思いますが。

Oリング大はカバーの方に溝があるのでそこに取り付けます。

画像はカバーを外したての物ですが、古いオイルを拭き取ってから薄くオイルを塗って取り付けます。

カバーの出っ張りにオイルフィルターを付けてから取り付けます。

片方にしか穴が無いので取り付ける向き等で悩む事は無いと思います。

六角レンチのボルトをトルクレンチで締めるときはこんな感じの六角ビットソケットを使います。

オイルフィルターエレメントボルトの締め付けトルクは10Nmです。

私の使っているトルクレンチはこちら。

1本で6.8Nm~135Nmまでカバーできる優れモノ。

古いオイルが完全に抜けたらドレンボルトに新しいドレンワッシャを付けてから取り付けていきます。

いくら待ってもオイルがポタポタ出てくる場合もありますが、長くても20分程放置しておけば問題ないのではないかと個人的には思ってます。

ドレンボルトの締め付けトルクは20Nmです。

ドレンボルトは締めすぎてエンジン側のオイルパンを壊す事の無い様に大変ナメやすく作られているので、トルクレンチ無しの方は締めすぎ注意です

ドレンボルトを締めたら新しいオイルを入れていきます。

オイルジャーで量って入れるのが確実で良いと思います。

オイルのみ交換時1.2リットル、オイルとオイルフィルター交換時1.3リットル入れますので、今回は1.3リットル入れていきます。

オイルジャーにオイルを入れて

オイルジャーからエンジンへ

最後にオイルフィラーキャップを10Nmで締めれば作業完了です。

廃油は自治体のルールに則って廃棄しましょう。

セロー250 オイル&オイルフィルター交換 まとめ

最後に大切な事をまとめます。

  • ドレンボルトの締め付けトルク 20Nm
  • オイルフィラーキャップの締め付けトルク 10Nm
  • オイルフィルターのカバーのボルトの締め付けトルク 10Nm
  • オイルのみ交換時のオイル量 1.2リットル
  • オイルとオイルフィルター交換時のオイル量 1.3リットル

と、こんな感じでしょうか。

自分でメンテナンスした場合は疑いの眼差しでよく点検しましょうね。

トルクレンチを使用しない方はとにかくすべてのボルト締めすぎ注意です。

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