ちょっと珍しいお魚を、普通に食べて味をレポートするお魚レポートのコーナーです。
今回のお魚は黄鯛です。
黄鯛 基本情報

- 非常に広範囲で水揚げされている
- 関西では結構ポピュラー、関東ではあまり流通していない
- あまり大きくならないお魚
- 旬は夏だが通年美味しかったりする
物凄くザックリ説明してみました。
私は関東住みなので初めて見かけたのですが、調べたところ関西では結構見かけるようです。
行きつけのスーパーマーケットでは100gあたり48円というかなりお買い得な値段でした。
黄鯛 三枚おろし
最近のサバ彦家のブームである、鯛のグリル(フライパンで焼くだけ)で食べてみようと思います。
まずは三枚おろしにしていきましょう。

まずは邪魔なヒレは落としてしまいましょう。
残したい場合はヒレをエラにしまってからウロコとりをするのが鯛のセオリーですね。

ウロコを剥いでいきます。
小型ながらいかにも鯛という感じのウロコです。
ただ剥ぐのは案外楽でした。

ウロコを剥ぎ終わったら頭を落とします。
頭のてっぺんから胸鰭に向かった切り落とします。

次にお腹を割って

内臓を掻き出します。
勿論捨てます。

血合いに傷をつけて

綺麗に洗い流します。

水気を拭き取ったら捌いでいきましょう。
まずはお腹から包丁を入れて中骨までいきます。

次に背中から包丁を入れて中骨まで。
数回で中骨まで到達する感じで丁寧にいきましょう。

上身がとれました。

裏返して今度は背中から同じように捌いていきます。
腹→背→背→腹が一般的なのではないでしょうか。

三枚になりました。
焼いたりする場合はこのままでも良いかもしれませんが、我が家は育ち盛りの子供が居るので骨も処理していきます。
その方が食べる時に楽で美味しく感じるので大人だけでもやっておいた方が良いかもしれません。

腹骨は逆さ包丁で先を切り離したら

薄く削いでいきましょう。
腹骨をピンセットで処理しようとすると、身がボロボロになりがちな上に大して可食部も増えないので、削ぐ方法がお勧めです。

中骨はピンセットで抜いていきます。
子供への愛情が原動力ですね。
これて下処理は終了です。
黄鯛のグリル 調理
それでは作っていきましょう。

三枚おろしにした身に塩コショウをしておきます。
味付けはこれだけです。
美味しい魚はシンプルに。
完全に旬を外したオカズ要員ならカレー粉なんか使っても美味しいです。

鉄フライパン登場です。
煙が上がるまで予熱します。
安全機能で300℃で弱火になるタイプのコンロでしたら、300℃まで予熱しちゃっても大丈夫です。
しっかり予熱をして油をひかないとくっつきます。
くっついたらボロボロになって試合終了ですので、魚を焼く時の過熱は確実に行いましょう。

多めに油をしいたら味付けをした黄鯛投入です。
シュワー!と豪快にいきましょう。
皮目がパリッとした方がおいしいですからね。
ひっくり返して両面焼けたら

完成です。
皮が縮むので切れ目を入れた方が良いかもしれません。
黄鯛のグリル 食す

それでは食べていきましょう。
お味の方は・・・
ウマイ!
この料理方法は脂ののっていないあまり美味しくないお魚によく使うのですが、黄鯛はこれじゃなくても良かったかも。
値段が安かったのでイマイチだと決めつけてましたが意外でした。
普通の塩焼き等でも十分に美味しいのではないでしょうか。
今度見かけたら他の調理方法でも食べてみたくなりました。
お勧め度 ★★★★
高いお金を出す程では無いかと正直思いますが、お手頃価格でしたら是非お勧めです。

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