ちょっと珍しいお魚を普通に食べて味をレポートする、お魚レポートです。
今回はカジカです。
「カジカ」という名前で100g単価38円で売られておりました。
1尾320g程度の個体です。
この「カジカ」なのですが、調べたところ大変多くの魚の総称になっているみたいですね。
普通に食用にされる海水魚から、絶滅危惧種の川魚まで「カジカ」と呼ばれている様です。
ちなみに今回食べたのは「ツマグロカジカ」という種類で、北海道産です。
それではいってみましょう。
カジカ基本情報
- 広範囲に生息するが、北海道で水揚げされる物が多い
- 安い魚だがあまり流通していない
- 煮付けや汁物にされる事が多い
「カジカ」と呼ばれる魚は美味しいものが多いようですね。
どうでも良いといえばどうでも良いのですが、とにかく見た目が綺麗ですね。
模様がステキ。
側面に糸の様な模様まであります。
珍しいなと思い拡大してみましたが特に広がる知識等持ち合わせておりません。
下処理
今回は煮つけにして頂きます。
ツマグロカジカはウロコが無いので、水で洗ってヌメリをとったら内臓を取り出していきます。
ウロコが無いというのは一手間省けて有難いですね。
卵や白子はありませんでした。
肝も小さかったのですが、チェダーチーズの様な色で興味が湧いたので食べてみました。
アニサキスは見かけませでした。参考までに。
血合いを洗い流します。
エラを取ると内臓や血合いを綺麗に処理しやすくなるのでお勧めです。
煮付けなのでこれで下処理は完了です。
調理
魚の大きさに合わせた鍋かフライパンに、今回は
- 水 200cc
- 酒 100cc
- みりん 50cc
- 醤油 60cc
- 砂糖 大さじ1
といった感じに入れて、煮たたせます。
沸騰したらツマグロカジカを投入。
アルミホイルで落し蓋をします。
体の形が太めで火が通り難そうだったので、蓋も閉めて煮汁の蒸発を遅らせます。
こんな感じで煮こぼれ寸前にする事によって、魚全体に煮汁がまわる様になります。
7~8分位煮たら
完成です。
生の状態だと見た目が良かったのですが、煮たらちょっと残念な姿になってしまいました。
食す
見た目はいかにも煮魚に向いていそうなこのツマグロカジカですが、お味の方はどうでしょうか。
ズバリ、美味しいです。
本音で美味しいお魚だと思います。
キンキですとか金目鯛の様な高級魚と比べるともちろん落ちますが、お手頃価格のお魚の中ではかなり美味しいと思います。
身も上品で硬すぎず柔らかすぎず。
脂感も少々感じられて大変美味。大満足です。
値段にもよりますが、安く売っていたら是非とも試してみて頂きたい、美味しいお魚でした。
お勧めです。
コメント