ちょっと珍しいお魚を、普通に食べて味をレポートする「お魚レポート」のコーナーです。
今回ご紹介するお魚は「こち」です。
知っている人は当たり前の様に知っていて、知らない人にはさっぱりといった良い線の珍しい魚では無いでしょうか。
今回は煮魚にして食べようと思います。
お魚基本情報
今回購入したコチは、おそらくマゴチだと思うのですが、スーパーマーケットのパックのシールに「こち」とだけ書いてあったので一応題名等は「こち」にしておきました。
コチは大きく分けるとマゴチとヨシノゴチに分けられます。
ヨシノゴチの方が流通量は少なく珍しい様ですが、マゴチの方が美味しいというのが一般的な評価の様です。
大きさは最大で60㎝程まで成長し、砂地に住むお魚です。
白身魚の高級魚の代表格で、同じ白身魚のヒラメの味が落ちる夏に旬を迎えるのも良い所みたいですね。
釣りの対象魚としても人気が有り、お刺身が美味しい様なのですが、癖のない白身魚なので多種多様な調理方法で美味しく頂く事が出来るお魚です。
コチ 下処理
煮魚にして食べるので、下処理はシンプルです。
まずはウロコを剥いでいきます。
小さなウロコで剥ぎやすさは普通ですね。
苦労するような物ではないと思います。
ウロコを剥いだら内臓を取り出していきます。
裏返して肛門からあごの下あたりまでお腹を割きます。
大して大きくはないのですが、白子があったのでついでに煮て食べます。
夏は産卵前のようですね。
血合いに包丁を入れて流水で良く洗い流したら下準備は完了です。
変わった形のお魚なので三枚おろしに興味が湧きますね。
新鮮な個体が手に入ったらお刺身にもチャレンジしてみたいです。
コチの煮付け 調理
魚の大きさに合ったフライパンか鍋に
- 水 200ml
- 酒 100ml
- みりん 50ml
- 砂糖 小さじ2
- 醤油 50ml
を入れて沸騰させます。
分量はあくまでも目安として考えてくださいね。
沸騰したらコチを投入します。
落し蓋をしたら5分程度で完成です。
体の薄いお魚を煮る場合はすぐに火が通りますので、火が通ったかどうかよりも煮汁の煮詰まり具合を重視すると美味しく出来上がります。
火を通し過ぎたくない場合は、お魚はお皿に取り出してから煮汁を煮詰めてお魚にかける事をお勧めします。
調味料の分量も煮汁の煮詰め方で味がかなり変わってしまいますから、経験や勘で(要するに適当に)作りましょう。
ちょっと濃くても薄くても、それなりに美味しいですからね。
コチの煮付け 食す
完成しましたのでテイスティングをしたいと思います。
お味の方は・・・
とても美味しい!
もうちょっと脂が欲しいですが、十分に美味しいお魚です。
ややこしい小骨も少ないので、小骨が苦手な方でも美味しく頂けるのではないでしょうか。
お勧め度 ★★★★☆
見かけたら是非食べてみて頂きたいお魚です。
お刺身で食べてみたいですね。
コメント