セロー250のチェーンとスプロケットを交換していきます。
まとめてしまうとかなり長くなってしまいそうなので前後編に分けました。
前編では必要な消耗部品と工具等の説明をしていこうと思います。
実際の交換作業は後編で書いていきます。
必要な消耗部品たち
最低限必要な消耗部品たちがこの4つになります。
チェーン、ドライブスプロケット、ドリブンスプロケット、ワッシャロックです。
ワッシャロックは安いのですが、他の3つはなかなか高額。
「ちょっと今金欠だからスプロケットはそのままでチェーンだけ交換しようかな」なんて考えている貴方、摩耗したスプロケットをそのまま使うとチェーンの寿命が極端に短くなったりするんですよ。
バイク屋さんにお願いしても、まずチェーン交換の時はスプロケットも交換と言うと思います。
交換時期が来たらまとめて交換が当たり前という感じですね。
で、バイク屋さんにお願いするのも良いのですが、自分で作業をするとコスト削減という観点からするとかなりお得になります。
バイク屋さんの場合、工賃だけでなく部品もほぼ定価で買わなくてはいけなくなったりします。
私は見積もりを出してみていないのですが、部品持ち込みだと工賃が高くなるのに持ち込みの方が総額が安くあがったりするようです。
バイク屋さんにお願いするのは安心感が有って良いのですが、自分でやるとどうなるのか。
皆様の参考になる様に解説していきます。
ドリブンスプロケット(リアスプロケット)
まず最初にドリブンスプロケットについて解説していきます。
後輪の左側に付いている歯車みたいなやつですね。
実は私、今回交換しようと思って調べるまで知らなかったのですが、セローとトリッカーのドリブンスプロケットが特殊な物だって知ってました?
ハブダンパーというゴムの緩衝材っぽい物が付いているんですね。
これで衝撃を吸収する事によってエンジン等車体へのダメージを軽減しているらしいです。
セロー、トリッカー専用以外のドリブンスプロケットを取り付けたい場合、セロー用ドリブンスプロケットアダプターが必要になります。
このアダプターを付けると選択肢が増えるみたいです。
セロー、トリッカー専用となると途端に選択肢が狭まります。
そこで私が選んだのはコレ!
信頼と実績のサンスター社スチール製のドリブンスプロケットです。
丁数はノーマルと同じ48丁。
ハッキリ言いますと、サンスター社製はネットで検索して出てくる他社の物に比べてかなりお値段高めです。
「ただの金属の歯車だし安い物で十分では?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、私は正直言って怖いです。
例えば他のシンプルな金属製品、包丁やナイフを見てみてもやはり値段の差が大きいですよね。
青紙鋼、白紙鋼、V金10号なんて様々な包丁向けの金属があるのですが、まずその素材となる良質な金属が高価です。
そして熱処理等の技術も重要ですし、安くて良い物と言っても金属製品には限界があります。
スプロケットは歪み等も許されない製品ですから、謎メーカーの安い物は私は手が出ませんでした。
「激安スプロケットとチェーン使ってみた」なんて検証記事を書けたら面白いかなとは思いますが。
サンスターさんはコレですからね。
恐ろしい程の自信です。
ドライブスプロケット (フロントスプロケット)
次にドライブスプロケットです。
書きたい事はほとんどドリブンスプロケットの方に書いたので、こっちは手短に。
ドリブンスプロケットとほぼ同じ理由で私が選んだのはコレ!
ドリブンスプロケットと同様にサンスター社製をチョイス!
ドライブスプロケットはドリブンスプロケットと比べてかなり安いので良品を選んでもそんなに大差が無いので気が楽ですね。
丁数はこれもノーマルと同じ15丁。
特に変える必要も感じないので前後共にノーマルと同じ丁数にしました。
スピードメーターとか誤差が出るのもちょっと嫌ですしね。
チェーン
自分でチェーンを交換するならクリップジョイント式が簡単と勉強したのでこれを選びました。
大同工業のスチールタイプのチェーンです。
シールチェーンというタイプで、セローにジャストの128コマです。
メッキ加工っぽいのもカッコイイなと思ったのですが、ウエットタイプのチェーンオイルを使っているので、すぐ見た目が悪くなるので安い物にしました。
大同工業さんも信頼度Sの素晴らしいメーカーなのでお勧めです。
ワッシャーロック
【即納】 ヤマハ純正 ワッシャー ロック 90215-23265 JP店
ドライブスプロケットを取り付ける時に一緒に使う物で、特に選択肢とか無いのではないでしょうか。
必要な工具
ドライブスプロケットの部分のカバーを外す為に10mmのディープソケット等の奥まったボルトを外す工具が必要です。
こんなのとかですね。
ドライブスプロケットのナットを外す用30mmのソケット
差込角12.7mmの物しか見つからないので、9.5mmのトルクレンチとラチェットハンドルしかもっていない私はソケットアダプターを買って使いました。お気を付けください。
110nmに対応できるトルクレンチ
私の使用している物は↑です。
こんなのでもイイですね。
ソケットをお持ちの方は差込角を確認してから買いましょう。
チェーンカッターは私の買った激安品は使えませんでしたので商品リンク無しで・・・
グラインダーでぶった切りましたが普通は金属用ヤスリで先っちょを削ってチェーンカッターを使うみたいです。
実際使ってないのに商品リンクを貼るのも気が引けるので。
特筆する工具はこんなもんでしょうか。
後は普段のメンテナンスに使うようなレンチ類で大丈夫です。
まとめ
ちょっと大切な事だけまとめます
- セロー250のノーマルのスプロケットの丁数はフロント15丁リア48丁
- セロー250のドリブンスプロケットは特殊なので注意
- セロー250のチェーンの長さは128コマ
部品等を選ぶのは大変ですよね。
間違えて注文しない様によく確認してくださいね。
12000㎞走行後の後日談書きました。
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