すっかり日本にも定着したマンゴーですが、実は様々な国から色々な品種のマンゴーが輸入されています。
今回は夏場に輸入される、メキシコ産KENT種のマンゴーをご紹介したいと思います。
メキシコ産 KENT種マンゴー 基本情報

メキシコ産のマンゴーは大体3月初旬から輸入が始まりますが、最初に入ってくるのはHADEN(ヘイデン)種のマンゴーです。
KENT種との差は食感でしょう。
気になる程では無いのですが、KENT種よりもHADEN種の方が繊維質が強いです。
そして6月頃からでしょうか、KENT種のマンゴーが輸入され始めます。
KENT種のマンゴーは中南米で多く栽培されており、日本への輸入量もアップルマンゴーの中では1番多いです。
特徴としては、正に王道。
高すぎるとも思える糖度と爽やかなトロピカルな香り、そして滑らかな舌触りが特徴です。
そのままでもパティシエが作った爽やかなデザートのような、完成された美味しさだと私は思います。

メキシコ産マンゴー 食べ方

ちょっと過熟気味な今回のマンゴーですが、早速カットしていきましょう。
まずは真ん中の少し平べったい種を避けて切っていきます。

こんな感じです。左側に種が残っているのが少し見えるのが伝わりますでしょうか。
ここからセオリーとしては碁盤の目の様に切れ目を入れていくのですがKENT種で完全に熟している場合は

ススーっと滑らかにスプーンが入ってしまいます。
正に神が創りしデザートという感じです。

今回はカッコ良く盛り付けていきます。
もちろん普段はそのまま食ってます。

種の周りの部分は、とりあえず皮を剥きます。
皮は手で簡単に剥けますのでご安心を。
ここから果肉をナイフで削ぎ落して盛り付けて行こうかと思ったのですが

面倒なのでこのまま食べました。
甘くて美味しい!
アメリカ人が「真ん中の種の周りはママの取り分」と言っていたのを思い出します。
用意している人が食べちゃうのも良いでしょう。
種の両サイドの果肉をスプーンですくって盛り付ければ準備完了です。
メキシコ産マンゴー KENT種 食す

先につまみ食いをしているのをバラした後ですが、改めて頂きます。
お味の方は・・・
最高です。
神が創りしデザートとは正にこのこと。
言っているのは私だけかもしれませんが。
甘すぎる程甘く、特濃。
こんなものが木になっているなんて信じられないくらいです。
お勧め度 ★★★★★
自信を持ってお勧めします。
輸入マンゴーの選び方

HADEN種の紹介の時にも書いたのですが、輸入マンゴーを選ぶ時の注意点をササっと書きます。
実は私輸入フルーツの所謂業界人なのですが、輸入マンゴーには大きな問題点があると考えています。
それは輸送方法です。
航空輸送と船輸送、同じような時期に同時に2つの方法で輸入されているのです。
ここまでで察しの良い方ならお解りかと思うのですが、船で輸入するには熟していない状態で収穫する必要があります。
その後過熟させるのですが、これが上手くいかない場合が多い様なのです。
つまり品質が安定しないのです。
「安かったから買ってみたけどメキシコマンゴーって不味いよね」そんな悲しい思いをした貴方はおそらく船便のマンゴーを購入したと思われます。
航空便で輸入されるマンゴーは熟してから収穫する事が出来るので、美味しい可能性が格段に上がります。
船、飛行機、どちらでも輸入である以上当たりはずれは有るのですが、当たりを引ける可能性が圧倒的に高いのは航空便です。
ちょっと値段は高くなるかもしれませんが、航空便で輸入されたマンゴーはには「航空便」ですとか「By Air」なんてシールがわざわざ貼られているので、それだけの差があって輸入業者もアピールしているのが良く解ります。
皆様もマンゴーを選ぶ時は是非、航空便で輸入された物を選んでくださいね。
幸せになれる確率が格段に上がりますよ。
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