ちょっと珍しいお魚を、普通に食べて味をレポートする、お魚レポートのコーナーです。
今回はメヒカリです。
行きつけのスーパーで100g単価55円で購入しました。
そのスーパーではよく見かけるので、あまり珍しくはないのでしょうが、サバとアジとイワシ以外はちょっと珍しいというスタンスを崩さずに頑張っていこうと思います。
お魚基礎知識
メヒカリとして流通しているお魚は、実は1種類では無いようです。
アオメエソやマルアオメエソというというお魚を総じてメヒカリと呼んでいるという解釈が正しいのかもしれません。
体長は15㎝前後で、深いと600m位までの深海に住むお魚です。
旬は、一部例外の産地もあるらしいのですが、冬に美味しいお魚だと思って良いようです。
下処理
素人料理人である私がまず初めに言いたい事。
それは何しろ小さい魚はメンドクサイという事です。
何しろオカズ一品という量を作るためには何匹も作業しなければいけませんからね。
でもお魚好きとしては乗り越えなければいけない壁なのです。
メンドクサイは人生をダメにするNGワードですからね。
この作業の先に幸せがあると信じて頑張っていきましょう。
ネットで調べると、ウロコは剥ぐというのが多数派の様ですね。
私も写真の通り最初はウロコを剥いで食べました。
2度目はウロコを剥がずに食べました。
食べ比べてみたのですが、結論としてはウロコは剥いだ方がベターですが、省略しても全然いけますね。
つまりウロコを剥ぐ、剥がないで差は感じますが、格段に不味くなるわけではないですね。
食感というよりもウロコを剥がないと生臭さが少し強くなる気がします。
生臭さ耐性の強い私の様なタイプは剥がないで大丈夫ですね。
味付けで対処する事もできますし。
なのでウロコを剥ぐ剥がないはご自身の判断で良いと思います。
そして頭と胸鰭(ムナビレ)のところにある硬い部分を包丁で落とし、内臓を取り出します。
どんなに男前なオウチャクメンでも流石に内臓は取り出しましょう。
頭は試しに残して調理もしてみたのですが、頭が固いというよりも、どうしても内臓が少し残るので、味は落ちると思いました。
私のお勧めとしては、この内臓を取り出して流水で洗う時に、ササっと爪で剥げるだけのウロコを剥ぐのが良いかなと思いました。
そうすればかなりの時短になります。
写真では尾鰭は落としてますが、付いたままで試したところ、尾鰭は付いたままでもあんまり変わりません。食感的にも大丈夫です。
美味しかったので翌日も食べて、下処理も実験的に試したので説明が長くなってしまいました。一旦まとめると
- 包丁で頭と胸鰭のところの硬い部分を切って捨てる
- 内臓を取り出す
- 流水で綺麗に流しながら、爪でササっとウロコを剥ぐ
これで結構綺麗に下処理が出来るのではないでしょうか。
あくまでも私のお勧めですが。
貝印 kai 関孫六 出刃 105mm ステンレス 和 包丁 銀寿
調理
メヒカリのレシピを検索すると、ほぼ唐揚げ一本です。
王道で間違いないのでしょうが、我が家のボス(妻)は人生常にダイエットが信条なので、「衣はカロリーが跳ね上がるのでノーサンキュー」との事で、衣無しで多めの油を使ってフライパンで焼いていきます。
洗ったメヒカリの水気を切ったら、かるく塩を振って下味をつけます。
そして予熱したフライパンにオリーブオイルかグレープシードオイル等を多めに敷いたらメヒカリを投入です。
衣が無いと原型を保つのがとても難しいです。(素人ですから)
私なりのコツは、半生の間しか動かさない事。
お魚はメヒカリに限らず、火が通ると急に崩れ易くなりますから、それを意識するだけでもボロボロになる確率は低くなります。
そしてお好みで適度に火を通せば
完成です。
味付けは、1回目は下味の塩+コストコのノーソルトシーズニング。
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2回目は下味の塩+青のり(アオサ)で磯部揚げ風に作ってみました。
向井 手づくり香辛料(青のり粉)(4g)
コストコのノーソルトシーズニング、一応リンク貼りますが、通販だと割高ですね。
会員で店舗に行ける方はお店で買った方がお得です。
コストコに行かない方は通販も有りかもしれません。
400g以上たっぷり入った万能スパイスで、塩が入っていないのでアレンジが効く優れものです。
食す
そしてお味の方は・・・
抜群に美味しいです!
白身で柔らかいので崩れやすいのですが、タンパクで良質な身が油とよく合います。
唐揚げが推奨されているのも良く解りますね。
味が良いので、味付けは何でも合うと思います。
2回目に作った磯部揚げは本当に絶品でした。
お勧め度★★★★★
スーパー等で見かけたら是非試してみてください。
美味しいですよ。
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