へしこをご存知ですか?
私はサバ彦と名乗るほどのサバ好きなのですが、美味しいサバの食べ方は色々とあります。
しかしこのへしこほど個性的で美味しいものも珍しいのではないでしょうか。
今回はこの鯖のへしこについて詳しく解説したいと思います。
へしことは?
へしことは、青魚に塩を振って塩漬けにし、さらに糠漬けにした郷土料理、および水産加工品である。若狭地方(福井県)および丹後半島の伝統料理で、越冬の保存食として重宝されている。若狭の特産品・土産物として、漬け込む魚の種類も「鰯へしこ」「河豚へしこ」などが加わり、福井県で親しまれている。糠を軽く落とし火で炙ったものはお茶漬けや酒の肴に良い。新鮮なものであれば刺身で食べることもできる。
現代では塩と米糠だけでなく、塩漬け後に生じる魚醤、醤油、味醂、焼酎、酒粕なども味付けに用いる。こうした漬けダレの配合比率や、生産する地域の気候により、味は製造業者ごとで微妙に異なる[1]。
同じく魚を糠漬けにする料理として、北海道の釧路や厚岸、根室方面ではサンマを使った糠さんまがあり、へしこの調理法が北前船によって現地に伝わり広まったと言われている[2]。(Wikipediaより引用)
いきなりWikipediaから丸写ししちゃいました。
3行でまとめると
- 福井県あたりの伝統的な保存食
- 鯖やイワシなんかを塩漬けにしてから糠に漬ける
- メチャクチャ美味しい
そして食べ方は説明書をみると・・・
色々と書いてありますね。
しかしズバリ言いましょう。
生ですよ生!
刺身が最高なのです。
獲れたて鮮度バツグンでも生食出来ないサバを、数ヵ月だか数年後に生食するという凄まじい物なのです。
調理(開封して観察)
ハッキリ言って切るだけなので調理だのレシピだの言えるものではございません。
自前の画像を使ってじっくりと観察していく事にしましょう。
今回のこのへしこは越前水産という会社のへしこです。
へしこ界では有名な会社みたいですよ。
原材料等にこだわる方へ一応画像を。
鯖はノルウェー産なんですね。
食品添加物等は詳しくないので解説できません。
気になる方は調べてみてくださいね。
真空パックを開封してみると
さらに薄いラップの様な物で包んであります。
これも取ると
出ました。
糠まみれのサバですな。
実はこの時点で食欲をそそる良い香り!たまりません!
かなりしょっぱいので一度に沢山食べられません。
食べたい分だけ切り取ります。
中まで糠がミッシリ入っていて、サバの身は水分が抜けてパサパサな感じです。
あまりにも美味しそうで足りない気がしてきたのでもう少し切り取りました。
数日かけてチマチマ食べる気なので、残りは厳重にラップで包みます。
説明書にはラップで包んでさらにタッパー等に・・・とあるのですが、こんなに大きいタッパーが無い上にぶった切るのもどうかなと思うのでこのまま保存してみます。
素早く冷蔵庫へ。
そんなに臭いがキツイ訳ではないので臭い移り等は心配ないと思います。
切り取った身の方へ戻りましょう。
糠を洗い流して
水気を取ります。
このあたりは正直に言って水を使わずに糠を取り払うだけでも良いのかなと思いますが、一応説明書に従います。
邪魔な部位は取り除いていきます。
骨はピンセットで取っていきます。
しょっぱいのでかなり薄めにスライスするのがお勧めです。
お皿に盛り付けたら完成です!
凄い色ですね。熟成されているのが見た目でもわかります。
食す
それでは頂きましょう。
お味の方はと言いますと・・・
美味い!やっぱり最高です!
一言で言い表しますと、魚の生ハムという表現がピッタリだと思います。
写真の手は子供の手なのですが、我が家の小学生も大好きで、「しょっぱいから沢山食べてはダメ」とちゃんと言っておかないとどんどん食べようとします。
お酒の肴にも最高なのではないでしょうか。
食の好奇心を満たし、味も最高。
食べた事の無い方、是非とも試してみてくださいね。
関東でも普通に売られていればいいのに・・・。
本日食べたへしこはコレ↓
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