ちょっと珍しいお魚を普通に食べて味をレポートする、お魚レポートのコーナーです。
今回はカイワリというお魚です。
まずまず珍しいのではないでしょうか。
100g単価58円、500g弱の個体です。
そして題名も閲覧注意と書きましたが、珍しいお客様、ウオノエも発見。
なかなか内容の濃いレポートとなりました。
カイワリ 基本情報
- 漢字で書くと貝割
- 名前の由来は開いた二枚貝に形が似ているから
- 大きい個体で40㎝位
- 日本海、太平洋、広範囲に住むが流通量は少ない
- 旬は夏だが年中大差無いらしい
- アジの肌でタイの形だと個人的には思う
ウオノエ 登場
さーて、下処理を・・・と思ったらまさかの珍客。
可愛らしい見た目なのですが、苦手な人はそっと閉じましょう。笑
ウオノエちゃん登場です。
下処理の途中で発見し、口の中に居る写真が撮れなかったのが残念です。
つぶらな瞳がキュートです。
しかし裏返すと・・・
足が沢山。
ちょっと気持ち悪いと言われても仕方がないですね。
見慣れているだけでエビの方がもっと気持ち悪い気もしますけどね。
カイワリの口と比較すると・・・
こんなのを養っていたなんて、大変だったことでしょう。
ちなみにウオノエというのはこのての寄生虫の総称で、シマアジノエというのがカイワリに寄生しているウオノエの本当の名前らしいです。
ちょっと興味が湧いて調べてみたのですが、なんとウオノエさん、魚の口の中で繁殖もするみたいです。
雌雄同体で最初は皆オスで、幼い時に寄生する魚を見つけ、先に寄生しているウオノエがいないと寄生してメスに変わります。
で、後からオスのウオノエが来たら魚の口の中で出会い、繁殖するらしいですよ。
寄生虫って凄い!興味の有る方は調べてみてくださいね。
カイワリ 下処理
さて、気を取り直してカイワリの下処理をしていきます。
今回は焼き魚にして頂きます。
寄生虫など気にしませんよ。
とても細かいウロコが有ります。
焼いて食べるなら剥ぐ必要もないかもしれませんが、ブログに書くしと思い、一応剥いでおきました。
ゼイゴは取り除きます。
アジにもついているあの硬い部分ですね。
さすがに食べる時に邪魔になるので剥いだ方が良いでしょう。
胸鰭も切って捨てましょう。
どうせ焼いた時に黒焦げになりますし。
そしてお腹を割ったら
内臓を取り出します。
ちょっとだけ卵らしき物がありましたが、食べる程の大きさではないので捨てました。
血合いに包丁を入れてよく流水で洗ったら下処理は完了です。
焼く
全体に塩を振って魚焼きグリルに投入です。
何の工夫もなくスイッチオン。
7分位でしょうか。完成です。
右にある不気味な塊はスライス前の低温調理あん肝です。目立ってますね。
食す
気になるお味の方は・・・
鯵(アジ)にそっくりですね。
目隠しをして食べたら私には区別できなそうな位アジです。
最高!とは言いませんが、普通にとても美味しいです。
見た目で予想した通りの味でしたね。
お勧め度 ★★★★☆
安ければ買いではないでしょうか。
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