ちょっと珍しいお魚を、普通に食べて味をレポートする「お魚レポート」のコーナーです。
今回のお魚はシマソイです。
私サバ彦のブログではクロソイ、アオソイとご紹介してきました。
興味が御有りでしたら是非ご覧ください。
シマソイ 基本情報
- 主に北海道で獲れる
- 冬から春に安く出回る
- 旬は秋から冬
と3行でまとめてみましたが、要するに冬に見かける安くて美味しいお魚なのです。
ちょっとイカツイ見た目で気後れしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、チャレンジする意欲が湧くように頑張って解説していこうと思います。
シマソイ 下処理
まずは邪魔なヒレを落としていきます。
これが残っているとウロコを剥ぐにも邪魔ですし、煮る時に落し蓋のアルミホイルを持ち上げて抵抗してきますので、切ってしまった方が良いと思います。キッチンバサミ推奨です。
次にウロコを剥いでいきます。
シマソイも含め、ソイはウロコ剥ぎがとても楽です。
シャリシャリととても簡単に剥ぐことが出来ます。
ヌメリがあるのでついでによく洗い流しましょう。
綺麗にウロコが剥げたらお腹を割いていきます。
今回は1㎏近い個体でお腹もでっぷりなので期待が膨らみます。
内臓脂肪きましたね。完全なメタボです。
肝も立派です。
内臓系苦手な方はごめんなさい。
これが内臓脂肪です。
ボス(妻)がテイスティングしてみたいと言うので半分くらい煮てみる事にしました。
肝はこんなサイズです。
ソイは肝も美味しいので一緒に煮て食べます。
内臓を取り出して血合いに包丁を入れます。
エラも取ってしまうと頭の付け根付近の内臓が綺麗に取れてスッキリします。
私はエラは素手で引きちぎる派なのですが、これくらいのサイズの魚だと正直手が痛いです。
怪我をしかねないので包丁を使った方が良いかもしれません。私は引きちぎりました。
後は飾り包丁を入れたら準備完了です。
ソイは身に厚みがあるのでしっかりと包丁を入れた方が良いと思われます。
なかなか火が通らないので対策を取らなければなりませんね。
シマソイ 調理
大きいサイズの魚を煮るには工夫が必要です。
過去に触れた事があるので興味が御有りでしたらご覧ください。
テキトウではありますが、一応分量を。
- 水300ml
- 酒100ml
- みりん100ml
- 醤油100ml
- 砂糖小さじ2
煮る時間が長くなるので煮詰まって味が濃くなり過ぎないように、水は多めにします。
沸騰させたらシマソイ投入です。
32㎝特大フライパンですが尾ビレがはみ出てしまいました。
肝と内臓脂肪もついでに投入しておきます。
アルミホイルで落し蓋をします。
これは煮汁が上にも回ってくるようにするのが主な目的です。
さらに普通の蓋もします。
これは煮汁の蒸発を遅らせるのが目的です。
この状態で15分程煮ていけば
完成です。
脂がギットギトですね。とても美味しそうです。
煮崩れに関してはこれくらいは想定内。良い出来だと思います。
シマソイ 食す
写真を撮らないならフライパンのままテーブルに乗せた方が無難なのですが、ブログ用に写真を撮りたかったので無理やり盛り付けました。
普段使っている煮魚の皿なのですが、ギリギリ収まっている様な収まっていない様なという感じですね。
これはこれで美味しそうな盛り付けかなと自分的には思います。B型なので。
で、気になるお味の方は・・・
非常に美味しい。納得の美味さ。
予想はしていましたが、クロソイや青ソイとそっくりな味です。
肉厚で骨離れもよく、旨味も強い上に脂ものっている。素晴らしいです。
ちなみに気になる内臓脂肪は
ほぼ溶け出してこんなに小さくなってしまいました。
ボス(妻)が一口で食べてましたが「大変美味しい。次回は全部煮てくれ」と仰ってました。私も味見したかったです。
お勧め度★★★★★
値段が高かったら4つ★かな。
安いので余裕の5つ★です。
皆様も是非お試しください。
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